年収アップが期待できる言語

様々なプログラミング言語がある中で、平均年収が最も高いと言われているのが「R」である。統計に強くデータ分析ツールを開発できるプログラミング言語だ。20代の平均的な年収は約480万円となっており、同じように30代では約570万円、40代になると約750万円となっている。世代が高くなるに連れて平均年収がアップしている傾向にある事から、Rのスキルを保有しているエンジニアはそれなりに実績や経験を積んで行けば高収入を得られる可能性は高いと言える。

一方、プログラミング言語の中で、比較的スキルが身に付けやすいと言われている「Python」で見ると20代での平均年収は約400万円、30代と40代の平均年収はそれぞれ約550万円、約620万円となっている。Rと比べるとPythonのスキルを持っているエンジニアの年収はやや低めになっていると言える。しかし、他のプログラミング言語のスキルを持っているエンジニアの平均年収と比較すると高い傾向となっている。

さらに「C++」では20代における平均年収は約390万円、30代と40代ではそれぞれ約520万円、約630万円である。C++はRやPythonと同様、世代が上がるほど年収アップが期待できるプログラミング言語と言えるが、20代に限って見るとそれほど平均年収は高くない傾向にある。

他にも近年人気が上昇しているとも言われている「Scala」を習得しているエンジニアの平均年収は20代で440万円、30代、40代ではそれぞれ510万円、610万円となっている。特に20代ではRに次いで平均年収が高く、今後Scalaの需要は高くなるとの見方もある事から、平均年収も増加していくと予想されている。